構想期~その4~(事業開始の方針とスケジュール決定)
文献狩猟をほぼ終えた7月、全体像がつかめたので上司との会議を持ちました。
大きな議題は以下2点でした。
①新規事業開始に伴う人員補充
②事業開始スケジュール
①新規事業開始に伴う人員補充
前述のように、「あんしん」事業の新規事業開始は地域福祉活動計画に載せていました。ただし、掲載条件は新規職員補充が条件でした。
しかし、新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、自治体は今年度の新規事業開始に関する人件費要求は一切不可との方針を示しました。
このため、選択肢は2つとなりました。
1つは、地域福祉活動計画に反してでも、新型コロナウイルスが落ち着き、人件費要求ができるようになるまで延期する。
1つは、あくまで地域福祉活動計画を遵守し、今は人件費がもらえなくても、まずは開始する。
我々は、後者を選択しました。
首脳陣としては、計画の目玉である新規事業を延期したくない。現場としては、この機を逃すと新規事業を立ち上げることは難しくなる。両者の意向が合致した結果です。
当然、事業開始後、新規職員が得られない以上苦しくなることは明らかです。
しかし、事業開始を最優先に考え、人の補充は後付けで何とかしようと考えました。
このため、「あんしん」事業開始に必要なプロセスとして述べた「②補助金要求期」はなくなりました。結果、開始までの必要なプロセスは、以下2期のみとなりました。
①構想期
②準備期
②事業開始スケジュール
前述のように、計画に載せた目標と計画は以下の通りでした。
2021年度末(令和3年度末)まで 事業を開始し試行的に1~2件の支援を行う。
2022年度(令和4年度)から 本格実施開始
上記スケジュールを、以下の通りに決定しました。
2021年10月(令和3年度10月)から 事業を開始し試行的に1~2件の支援を行う。
2022年度(令和4年度)から 本格実施開始
現時点で、事業開始まで1年と少しとなっていました。
次回は視察についてお伝えしていきます。