構想期~その10~(制度設計すべき項目の洗い出し)
年が明けて令和3年を迎えました。
次の作業工程は、年度内の3月末までに詳細制度設計を行い社内合意を得ることでした。
何を決めなければいけないのか。まずは、漏れなくダブルことなく洗い出すことが必要です。もちろん実際に事業を始めて初めて気づくこと、発覚する問題点もあります。が、現段階で、できる限り想像力を巡らし想定しておかねばなりません。
ただし、この時点で初めて考え出したわけではありません。
先行団体への視察時に、当然、何を聞き学ぶべきかを考え事前調査をしてから臨んでいました。その時の項目を改めて整理し、その後に必要と考えた項目を追加したというプロセスです。
担当者間で議論し洗い出した項目は以下17項目に上りました。
①利用対象者の条件
②解約条件
③契約までの準備、過程
④契約可否判断、専門家委員会の役割
⑤支援業務の範囲
⑥担当者数、訪問人数
⑦利用料、報酬、預り金
⑧他社との連携
⑨財産管理
⑩契約次段階への目安、準備
⑪支援記録の記載方法
⑫利用料徴収、預かり金の補填
⑬ライフプランシートの見直し
⑭突発的対応
⑮緊急連絡体制
⑯社内決済基準
⑰事業名称
この17項目について、事業理念と大概制度設計に沿って、視察した先行団体のやり方を参考に、1つ1つ決めていくことになります。
項目だけではわからないと思うので、次回は①~⑰について解説を加えますね。