構想期~その1~(文献狩猟①)

「あんしん」事業について、地域福祉活動計画に載せた目標と計画は以下の通りでしあた。

2021年度末(令和3年度末)まで  事業を開始し試行的に1~2件の支援を行う。

2022年度(令和4年度)から    本格実施開始

 

開始した法人後見事業が令和元年度に波に乗り始め、「あんしん」事業開始に向けて着手し始めたのが令和2年4月。

上記の計画に沿うと、事業開始まで残り1~2年のみとなっていました。

 

ただでさえ短い期間なのに、前述のように令和2年1月頃から「新型コロナウイルス」が日本でも猛威を振るい始めました。

 

そのため社協は、国の緊急貸付 の窓口となり、生活に困難を生じた方々への貸付対応に忙殺されました。貸付部署職員だけではとても対応ができず、全社を挙げて応援体制をとり、成年後見センター職員も窓口対応に追われました。

 

このため、「あんしん」事業については、まったく先が見えない状況となりました。

しかし、準備を怠るわけにはいきません。いつGoサインがでても対応できるようにしてく必要があります。

 

かといって、緊急事態宣言発令期に視察や訪問は出来かねます。

そこで、まずはあらゆる文献を読みまくりました。

というのも、実施主体により提供するサービスが千差万別なので、全体像がまったくつかめないでいたためでした。

 

具体的には、図書館で関連書籍を借りる、必要ならば購入。先行団体のパンフ取り寄せと読み込み。先行団体のHP調べなどを行いました。

この作業、とてもじゃないが業務時間中は支援に追われて手が付けられません。そこで、業務時間中は諦め、毎日の残業による資料読み込み1~2時間を自分に課しました。

 

この作業を4~7月の4か月続けた結果、事業の大概が分かってきました。