構想&説得期 ~その2~(対社内(上司)①)
前回のブログで、法人後見を始める事のメリット、中長期プランを、客観的な定量的数値で作成できたと思います。
今回からは、その資料を使って、各ステークホルダーと議論し、法人後見開始に向けて合意を得ていく過程を説明していきます。
まずは、ここが納得し合意しなければ話が進まないので、最優先に対応せねばならない、対上司についてです。
しかし、戦略を考えず、熱い想いだけで交渉に入っていはいけません。大抵(私と同様に)玉砕します。
まずは、上司の立場や思考回路を分析することが必要です。
社協の場合、上司であるセンター長は、大抵は以下のどちらかに分類されます。
①自治体からの出向者
どちらの場合でも、共通点は以下の通りです。
〇自治体出身者である
〇3~5年で社協を去る
〇成果を出しても、昇給・昇進につながることは少ない
そのため、次のような思考回路を持つことになります。
〇大きな変化のあることはしたくない
〇期間限定なので、問題解決を先送りにする
〇必要以上の労力は費やしたくない、よけいな仕事はしたくない
この前提に立ち、如何に上司に納得し合意をしてもらい、味方になってもらうか。
非常に難題ですが、私は、次の3つの手法を駆使していきました。
①直接交渉
②他者を通じた説得
③データや新聞記事による間接的な理解促進
私が行った具体的過程は、次のブログで。